今回は、普段下を向いて歩きがちな私が、視線を上げたら気持ちまで盛り上がったような気持ちになったというお話です。
今日いつも行っているスーパーに買い物に行ってきました。
買い物を終え、屋外駐車場の車に向かって歩いていた私は特に考え事をしていた訳でもないですが、視線を少し下に落としながら歩いていました。
もともと悪い癖とはわかっていますが、普段から、歩く時は視線を前方下側に向けてしまう傾向が私にはあります。
例えば、こんな時、こんな場所を歩く時。
・会社の駐車場からオフィスまでの間
・駅構内の人混みを歩く時
・通いなれたスーパーなどのお店と駐車場までの間
話を戻します。
駐車場を歩いている時、視線の先は駐車場路面のアスファルトに行ってる感じです。
(もちろん、視界全体の中には周りの人や車の動きは入っています、それすら見えてなかったら、危ないですもんね(笑))
その時ふと芽生えた感情はこんな感じ。
「今視線の先はアスファルトだけの景色。何にも刺激を感じないな」
「だから下を向いて歩いていても、きっと何もいいことなんて起きないんだろうな」
そう思い、意識的に視線を真っすぐ前に向けてみました。
すると一気に視界が開け、同じく駐車場を歩いている人たちのいろんな表情が目に飛び込んでくると同時に、自分の中にいろんな感情が湧いてきました。
「子どもが楽しそう。何か買って貰えたのかな」
「怒っているような表情、何か嫌な事でもあったのかな」
「速足で歩いて、急いでいる??」
などなど。
別に自分にとって、有益な情報が飛び込んできた訳ではありません。
でも、さっきまでの何も刺激を受けないアスファルトに視線が行っていた時と比べて、
自分の気持ちがす~っとしたような気がしました。
視界としてそれほご極端に変わったわけでもないのに、これだけ気持ちに変化が出る事に少し驚きました。
更に少しだけ視線を上に向けてみました。
すると、駐車場の向こうに見える建物や、その先の空が視界に入って来ました。
「今日は駐車場いつもより空いてるな」
「駐車場の先にあんな建物、前からあったっけ?」
「雲が少し広がってきてるけど、明日は晴れるかな」
更にいろんな感情が湧いて来て、気持ち的にもなんだか盛り上がってきているような気になりました。
角度にしてもせいぜい20~30度くらいでしょうか。そんな無いかもしれません。
たったこれだけの違いで、いろんな気持ちが湧いてきます。
何かを得たか?と聞かれても、特にこんな効果がありましたって言えるものは特にありません。
でも、明らかに下を向いていた時の気持ちと比べ、気持ちの盛り上がりを感じました。
今更言うまでもないですが、
「下を向いて歩くな!」
って昔からいろんな場面でよく聞く言葉です。
「上を向いて歩こう」
って有名な歌もありますね。
やっぱり下を向いて歩くと、どうしても気持ちも盛り下がってしまう気がします。
明日からは、真っすぐ前を向いて歩いたり、更にもう少し視線を上げて歩いてみたり、
意識的にやってみようと思います。
足元に落ちている100円は見逃してしまうかもしれません。
でも、得るものはきっとそれ以上に大きなものだと思います。